反日デモの日本車運転手襲撃事件、犯人に死刑の可能性も―中国メディア

Record China    2012年10月4日(木) 10時12分

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2日、中国・陝西省西安市で先月15日に起きた日本車運転手暴行事件の犯人に、死刑が適応される可能性があるという。写真は犯人と思われる男の写真。

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2012年10月2日、中国・陝西省西安市で先月15日に起きた日本車運転手暴行事件の犯人に、死刑が適応される可能性があるという。新華社通信が伝えた。

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先月15日、同市の反日デモに遭遇した被害者の李建利(リー・ジエンリー)さんは、暴徒にこん棒などで襲撃された。車を破壊されたうえ、車から降りた際に暴行を受け、頭蓋骨骨折の重傷を負った。犯人はすでに逮捕され、当局は調査を進めている。

李さんに治療を施した医師によれば、李さんは脳に損傷を受けており、一生障害が残る可能性もあると話している。中国の刑法234条では、人を死に至らしめたり、残忍な手段で人に重傷を負わせたりした場合、最高で死刑が言い渡される可能性もある。そのため、中国のメディアは犯人に死刑が言い渡される可能性があると伝えている。

さらに犯人は李さんに対する傷害の罪の他、財産である自動車を破壊しているため、こちらは3年以下の刑罰が科せられる可能性が高い。当然高額な治療費も賠償が必要である。

報道では、「反日デモでは愛国や正義などの大義名分で違法な破壊行為を行った者が少なくなかったが、いかなる理由でも他人の財産や命を奪うことは許されない。今は監視カメラや携帯電話が普及している時代で、違法行為を行っても運よく法の眼から逃れられるとは考えない方がよい」と警告している。

実際、先月19日山東省青島市の警察は放火や強奪の罪で6人を逮捕している。その後広東省深セン市、広州市、湖南省長沙市でも違法な破壊行為を行ったとしてそれぞれ7人、10人、6人が逮捕された。社会を安定させ繁栄を続けるには、法を犯した者を野放しにせず厳正に裁く必要があるだろう。(翻訳・編集/内山)

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