2018年10月10日、米華字メディアの多維新聞は、国際通貨基金（IMF）がこのほど発表した世界経済の見通しに関する報告書で、米中貿易戦争がさらにエスカレートすれば、2019年の国内総生産（GDP）は中国が米国よりも倍近く押し下げられる可能性があると指摘したことを伝えた。

仏RFIの9日付の記事を引用して伝えたもので、IMFは9日に発表した報告書で、貿易摩擦による悪影響などを理由に、2018年と19年の世界全体の経済成長率見通しをともに3．7％に引き下げた。

19年の米中両国の成長率については、米国が中国製品に対して発動した輸入関税や中国による報復措置を理由に共に下方修正し、米国は2．5％、中国は6．2％とした。

さらに米中貿易戦争が深刻化すれば、米国の成長率は0．9％以上、中国は1．6％以上縮小すると試算した。（翻訳・編集/柳川）