「中国人客はマナーがない」と利用を拒否、2014年オープン予定の仏高級ホテル―米華字メディア

Record China    2012年10月5日(金) 12時21分

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2日、仏ハイファッションブランド「ザディグ・エ・ヴォルテール」が2014年にパリで新たにオープンさせるホテルでは「中国人観光客お断りにする」とブランド創始者が発表し、波紋を呼んでいる。写真はパリのエッフェル塔。

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2012年10月2日、仏ハイファッションブランド「ザディグ・エ・ヴォルテール」が、2014年にパリで新たにオープンさせるホテルを「中国人観光客お断りにする」ことを発表し波紋を呼んでいる。美国中文網 (SINOVISION NET)の報道を英デイリー・メールが転載して報じた。

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40室の客室を有する予定の同ホテルだが、中国人観光客は利用できない。ブランドの創始者のティエリー・ジリエ氏はファション紙のインタビューを受け、「我々のホテルは誰にでも開放されるわけではなく、利用客を選ぶことになる。例えば、中国人観光客は利用の対象ではない。パリは利用客の要求が高く、多くの人が静寂とプライバシーのある環境を求めている」と語った。

このニュースが中国版ツイッター「微博」(ウェイボ)で伝えられると、議論を呼ぶところとなった。2011年にフランスは中国人観光客の主要な旅行先となっており、同国を代表するファッションブランド・シャネルの調べによれば、年間90万人以上の中国人が観光で訪仏している。2020年にはこれが400万人にまで膨れ上がるとの予測もある。

首都パリは観光客に人気の都市。2011年、仏観光業は高級ブランド品市場のおかげで720億ドル(約5兆6000億円)の利益を生んだ。今回の件は、「多くの高級ブランドは自社製品を購入する中国の顧客に品性が欠けるため、ブランドのイメージを損ないかねないと危惧しているためでは」と、記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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