Record China 2007年3月16日(金) 12時59分
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2007年3月16日、中国外交部(写真)の領事司と駐ハバロフスク総領事館は中国国民がロシアを訪れる際に身の回りの安全に十分注意するようにとの声明を発表した。
2007年3月16日、中国外交部の領事司と駐ハバロフスク総領事館は中国国民がロシアを訪れる際に身の回りの安全に十分注意するようにとの声明を発表した。
近年ロシアでは、中国人を狙う犯罪がひんぱんに起こっている。ごく最近では、今年の3月13日にロシア・チタ州で中国人男女6名の遺体を発見された事件がある。チタ州警察の捜査によると、6名(男女各3名)の遺体は、2006年12月にチタ州の2つの地区で殺害されたことが分かっている。現在、この事件の容疑者4人が逮捕され取り調べを受けている。殺害の手口は、チタ州駅前で外国人旅行者を見かけた犯人が車に乗せると声をかけ、車内に誘ったところで金品を奪い、殺害するというものだ。6人の中国人は車に乗った後、人けのないところに連れて行かれ、殺害されたものと見られている。
情報によると、殺害された6人の中国人はロシア西部から列車でチタ州に到着し、その後乗換えて中国に帰る予定だったという。チタ州警察は、外国人行方不明者の捜査依頼は受けていないとしているが、現在関連部署で身元調査のための遺体の鑑定を進めている。すでに6人のうち1人の男性の身元が確認されている。
駐ハバロフスク総領事館は、ロシアで車に乗る際には十分に警戒すべきで、事件に巻き込まれないように用心すべきだと注意を喚起している。(編集・佐々木康弘)
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