小学5年生で交際3年の彼女が?ずいぶんと大人びた小学生の恋愛事情―中国

Record China    2012年10月7日(日) 14時11分

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5日、中国では近年まで「学生の身分で恋愛は禁止」という風潮が強く、保守的な印象だったが、最近はだいぶ変わってきたようだ。湖北省武漢市のある記者が取材したところ、イマドキの小学生は好きな異性とメールをやり取りするなど、かなり大人びていることがわかった。

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2012年10月5日、中国では近年まで「学生の身分で恋愛は禁止」という風潮が強く、日本よりもかなり保守的な印象だったが、最近はだいぶ変わってきたようだ。湖北省武漢市のある記者が取材したところ、イマドキの小学生は好きな異性とメールをやり取りするなど、かなり大人びていることがわかった。武漢晨報の報道。

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武漢市在住の孟(モン)さんはある日、小学校5年生の娘・莉莉(リーリー)ちゃんが携帯電話を充電中にふと、娘のメール受信履歴をのぞいてみた。すると、同級生の男の子から1日あたり100通以上ものメールを受信していることが発覚。その内容は「もう寝た?」といったようなたわいもないものから、「会いたい」「好きだよ」といった明らかに異性としての好意を寄せていることがわかるものまで。驚いた孟さんはあわてて莉莉ちゃんを転校させ、2人を引き離したが、メールのやり取りは相変わらず続いている。

同じ市内の小学生たちを取材すると、彼らは高学年にもなればクラス中がすっかり“恋愛花盛り”になっているらしい。授業中にこっそりラブレターの応酬をするのは日常茶飯事。中には互いを「だんなさん」「奥さん」と呼び合うカップルまで…。取材した80人の児童のうち、54人は上記のような現象を「日常茶飯事」と回答し、さらに14人は「自分には恋愛対象がいる」と回答した。ちなみに、彼らが好きな異性を選ぶポイントは1)容姿、2)性格(やさしいかどうか)、3)成績だそうだ。

同じく小学5年生の暁傑(シアオジエ)くんには、「つきあって3年になる」彼女がいる。小学校2年生の時に転校して、初めて隣の席になった萌萌(モンモン)ちゃんがその相手だ。校庭で鉄棒遊びをしている時に告白したのだという。彼に「女の子を好きになるとはどういうことかわかるの?」と尋ねると、「僕は1日の半分は彼女のことを考えているし、指輪だってプレゼントしたことがある」と答えた。ちなみに、萌萌ちゃんは何ら恥じらうことなく「わたしは暁傑くんの彼女。将来は結婚するの」と話した。

暁傑くんの母親はこれについて、「子ども同士のたわいない感情に過ぎない」と心配はしていない。担任の教師も、「これは単なる大人のまねごとであって、本当に恋愛を理解しているわけではない。頭ごなしに否定しても反抗心をあおるだけ」と、理解を示している。

暁傑くんや萌萌ちゃん、莉莉ちゃんの親世代はおおかた1970〜1980年代生まれ。自分自身が学生のころに、厳しく恋愛を制限されて育ったゆえに「子どもには同じことをしたくない。厳しく禁じればよけいに恋愛への好奇心が増すだけ」と考える人が多いようだ。また、昨今ちまたにあふれるアニメ漫画、映画はどれを見ても恋愛要素が満載。子供に見るなという方が無駄な話である。学生の恋愛はタブーとされてきた時代から考えると周囲の環境も激変しており、恋愛に関する価値観もずいぶんと変化したようだ。(翻訳・編集/愛玉)

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