田中真紀子入閣でも救えない日中関係=力不足が目立つ野田佳彦内閣―中国メディア

Record China    2012年10月6日(土) 10時40分

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5日、南洋網は記事「日本の新内閣は日中の難局を打破できない」を掲載した。国内を掌握できず、外交の常識もないと野田政権を強く批判している。写真は9月28日、国慶節の飾り付けをされた天安門広場。

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2012年10月5日、南洋網は記事「日本の新内閣は日中の難局を打破できない」を掲載した。

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野田政権は内閣改造を敢行、野田第三次改造内閣が発足した。10人もの閣僚が交代する大改革となったが、外相と防衛相は交代しなかった。この点から見ても日中関係を意識しての内閣改造だったことがよくわかる。

知中派として知られる田中真紀子氏が文科相に選ばれたが、尖閣問題が歴史的な要因を持っているとはいえ、田中文科相のできることは限られている。肝心かなめの3人、すなわち野田首相、玄葉光一郎外相、森本敏防衛相が交替していないことを考えれば、新内閣が今の苦境を打破できるとは考えづらい。

野田内閣には多くの欠点がある。第一に石原慎太郎都知事による尖閣買収にひきずられたことからわかる、国内を掌握する力のなさ。第二に日中国交正常化時の尖閣問題棚上げ論をあっさりほごにする外交的常識のなさ。覆水盆に返らず。たとえ自民党政権が誕生したとしても野田内閣以上に強硬に振る舞うほかない。野田内閣だけではなく、ポスト野田内閣の時代も含め、日中関係は楽観が許されない状況に置かれている。(翻訳・編集/KT)

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