<尖閣問題>「ともかく戦争で解決せよ!」は、中国人のバランス感覚の欠如の表れ―米華字紙

Record China    2012年10月10日(水) 19時1分

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8日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「狼の世界―中国人の国際観」を掲載した。中国人の国際観がバランスを欠いたものだと嘆いている。写真は13日、北京大使館前の反日デモ。

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2012年10月8日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「狼の世界―中国人の国際観」を掲載した。

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尖閣問題を受けての中国人の反応を見ると、中国人の国際関係に対する偏った認識が浮き彫りになっていた。第一に「原則のない暴力観」。反日デモの暴徒化のみを言っているわけではない。

暴徒化していないケースでも「中国に草木が生えなくなっても尖閣をとり戻す」「核兵器で東京を平地に変える」といったスローガンが飛び出していた。思うに近代の屈辱の歴史から「力こそ正義」という観念が根付いている。

第二に偏執的な陰謀論に固執し、今回の尖閣問題でも米国が糸を引いていると考えている。さらに第三に闘争観も欠如しており、ともかく戦争で解決しろと一つ覚えで叫んでいる。

こうしてみると中国人の国際関係の認識は自由主義でもなければ、現実主義でもないことがよくわかる。中国の未来を考えれば、せめて現実主義は理解する必要がある。安全はきわめて重要であり、ある目的を追求する時にすぐに戦争しろと叫ばない智慧が必要だ。(翻訳・編集/KT)

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