「そこらへんの汚水と同じ」市当局の警告も聞かず、“神の湧き水”に群がる人々―浙江省温嶺市

Record China    2012年10月12日(金) 11時12分

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10日、中国・浙江省温嶺市郊外で“神の水”と呼ばれる湧き水に、数百人が群がっていた。飲めば万病を治すとのうわさがあるという。

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2012年10月10日、中国・浙江省温嶺市郊外で“神の水”と呼ばれる湧き水に、数百人が群がっていた。チャイナフォトプレスの報道。

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「この水で行水すればあらゆる皮膚病が治り、飲めば万病を治癒する」。そんなうわさが広がり、省外からも多くの人がこの湧き水を汲みに訪れる。中には飲んだ後に具合が悪くなった人もいるとの話もあるが、人気に陰りはない。

そこで温嶺市の疾病コントロールセンターが“神の水”の水質検査を行ったようだ。今月9日、19項目の検査結果を公表した。結果、細菌数など3項目で安全基準に達しなかった。「神の水とそのへんの汚水に何ら違いがないと言ってもいい。万病を治すなどもってのほか」と、その安全性に警鐘を鳴らした。

しかし、そんな警告をものともせずに“神の水”を信じる人は後を絶たない。“神の水”を汲みに来た人々の行列は1日24時間、途切れることがないという。市内のどの観光スポットよりも訪れる人の数が多いとか。(翻訳・編集/愛玉)

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