Record China 2018年10月19日(金) 10時20分
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18日、中国メディア・環球網は、ノルウェージャン・クルーズが来春に中国市場から撤退すると報じられたことについて、「中国のじいちゃんばあちゃんに食いつぶしされたのか」と題する記事を掲載した。資料写真。
2018年10月18日、中国メディア・環球網は、ノルウェージャン・クルーズ(NCL)が来春に中国市場から撤退すると報じられたことについて、「中国のじいちゃんばあちゃんに食いつぶしされたのか」と題する記事を掲載した。
17年6月に上海で就航した際、ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスのフランク・デル・リオ社長兼CEOは「喜びと興奮」を語っていたが、今年8月に同社が19年4月から中国市場を離れ、利益が見込めるアラスカに注力することが伝えられた。
記事はこれについて、過去に中国のネット上で、「クルーズ船の中国人客が料理を大量に食べ残している」と紹介され、物議を醸したことを紹介。当時出回った文章は、特に中年客にそうした行為が顕著に見られると指摘し、「食べ物が乏しかった記憶が刻まれているDNAは、無料の食べ物を前にした中国のじいちゃんばあちゃんにすべての遠慮を失わせる」「中国人に食いつぶされるのではないか」などとしている。
環球網はこうした背景を紹介した上で、実際には同社の中国市場撤退と食べ残しは全く関係ないと否定している。
まず、同社の財務報告を取り上げ、食べ物にかかるコストが全体の6.3%で決して大きくないと指摘。また、中国市場に参入する企業が多いことでクルーズ旅行が供給過多になっており、価格競争に陥っていることも原因に挙げた。さらに、ノルウェージャン・クルーズラインのアンディー・スチュアート社長兼CEOが旅行情報メディア「Skift」のインタビューに「中国は良い市場だが、アラスカほどではない。我々は最大のクルーズ会社ではないので、チャンスを見定めた上で船を配置しなければならない」と語っていたことを紹介した。
中国のネットユーザーからは、「(食いつぶしたというのは)あり得ない話」「もし本当に食べ放題で食いつぶされたのなら、国内のホテルやレストランはやっていけないでしょ。頭使えばわかることさ」「いつも自国民を貶めて注目を集めようとするんだから」など、冷静なコメントが寄せられる一方、「でも、おばちゃんたちの食べ方が汚いのは事実」といった指摘も出ている。(翻訳・編集/北田)
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