Record China 2012年10月12日(金) 19時34分
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11日、尖閣諸島問題で対立を続ける日中両国に対し、互いの意見に耳を傾けるべきだと論じた中国人読者の寄稿が米メディアに掲載された。写真は尖閣問題を報じる中国の各新聞。
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2012年10月11日、米ニューヨーク・タイムズの中国語版ウェブサイトは、尖閣諸島問題で対立を続ける日中両国に対し、互いの意見に耳を傾けるべきだと論じた中国人読者の寄稿を掲載した。
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日本政府による尖閣諸島の国有化を受け、日中両国は「報道戦」「世論戦」「民意戦」を展開しているが、各自が言いたいことだけを言い、相手の意見に耳を傾けないという一方通行のコミュニケーションになっている、と筆者は指摘。フランスの社会科学者ドミニク・ウォルトン氏のコミュニケーション論を引用し、相手に自分の主張を押し付けるだけのやり方に苦言を呈した。
尖閣問題では日中双方とも敵対心をむき出しにし、弱みを見せないという強硬姿勢を貫いている。どちらも相手の意見には耳を貸さず、どんな言葉を使えば相手に伝わりやすいのかなどお構いなし。こうした舌戦の中、民意は煽(あお)られ、亀裂はどんどん深まっていく、と筆者は懸念を示す。
その上で、筆者は、まずは上から目線で一方的に主張するという姿勢を改め、相手を尊重、信頼し、対等な立場で対話と交流を進めるべきだと指摘。両国が最低限の尊重や信頼を失えば、戦争に発展し、罪のない国民が犠牲になるだけだと訴えた。(翻訳・編集/NN)
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