2018年10月17日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で「体調を崩した自分に代わって夫が家事をしてくれた」という日本人女性の投稿が転載されたが、中国ネットでは称賛の声よりも「こんなの当たり前」というコメントが相次いでいる。

投稿によると、突然の発熱に見舞われた女性は、当日の夕食も次の日の娘の弁当も作れず、自分の代わりにすべて用意してくれた夫に謝ったとしている。これに対し夫は「自分の本業は家族のヒーロー。毎日行っている会社は副業」と答えたといい、女性は感動して涙したという。

日本のネットユーザーの間では「素敵な旦那様！」「いいですね～」などとうらやむコメントが多く見られたが、元来「仕事より家庭第一」の男性が多い中国のネットでは「こんなの当たり前」とする声が相次いでおり、日本とは反応が異なるようだ。

あるネットユーザーは「私の父は20年間毎日ご飯を作り続けている。旧正月に母が料理したとき、とても感動して喜んでいた」とコメント。またあるユーザーは「私の家では両親が毎日一緒に食事を作っている。食事中、『どっちが作ったのがおいしい？』と聞いてくるのが恒例行事」とコメントしている。

このほか、「妻が体調を崩したら夫が手伝うなんて当たり前だろ？日本の奥さんは旦那を甘やかしすぎ」「女性は毎日料理するのに、男性はたった1回料理しただけで感謝されるの？」といった意見も。これに混ざって、「優しい旦那さん」「いい話だなあ」という声も多少見られたが、多くの中国ネットユーザーが「家事は夫婦が負担して当たり前」という意識を持っていることがわかる。（翻訳・編集/和田）