Record China 2018年10月20日(土) 17時30分
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18日、日本新華僑報は、「日本社会から酒類自動販売機が消えつつある」と紹介する蒋豊編集長のコラムを掲載した。資料写真。
2018年10月18日、日本新華僑報は、「日本社会から酒類自動販売機が消えつつある」と紹介する蒋豊(ジアン・フォン)編集長のコラムを掲載した。以下はその概要。
自動販売機とコンビニエンスストアは日本社会で「神」のような存在だ。夜、どれだけ遅くなっても空腹と孤独を紛らわせてくれる。利用する人は何かに守られている感覚だろう。
台風24号が上陸する前日、タクシーに乗った私はドライバーに「明日も仕事ですか?」と聞いてみた。返事は「明日は休みです。テレビを見ながら一杯やります」。酒の話になって彼が感慨深げに口にしたのは「最近、お酒の自販機をほとんど見なくなりました。コンビニがありますが自販機の便利さには及びません」という言葉だ。
国税庁によると、利用者の年齢を確認できない酒類自販機の4月1日時点の設置数は2753台。1996年当時の1.5%という少なさだが、これは業界の「自戒」と関係がある。小売業者は96年からこのような自販機の自主撤去を始めたのだ。ただ、新旧の入れ替えはスムーズにいかず、コストがかかる改良型自販機の導入に積極的な動きは見られなかった。そして国税庁は酒類自販機の全面撤去を考えている。
こうすることの主な目的は未成年者の酒購入、飲酒の防止だ。店員の目があるコンビニに比べ、自販機は付け入る隙が大きい。自販機の撤去は深夜に「守り」を得たい人々にとっては悪いニュースだ。だが、もう少し足を延ばしてコンビニまで行くことは難しいだろうか?コンビニで買ってきた酒を冷蔵庫で冷やしておくことは難しいだろうか?現在、日本にある酒類自販機は2万台足らず。これらが姿を消すということは、未成年者の「守り」へとつながる。(翻訳・編集/野谷)
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