Record China 2012年10月12日(金) 22時58分
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11日、米国の現代美術を代表する作家の一人、ピーター・マックス氏(74)が、幼少時を過ごした上海市を訪れた。ユダヤ系のマックス氏は、戦時中にドイツから上海へ疎開。当時お世話になった家政婦との再会を夢見ての再訪だ。
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2012年10月11日、米国の現代美術を代表する作家の一人、ピーター・マックス氏(74)が、幼少時を過ごした上海市を訪れた。ユダヤ系のマックス氏は、戦時中にドイツから上海へ疎開。当時お世話になった家政婦との再会を夢見ての再訪だ。チャイナフォトプレスの報道。
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1937年、ドイツのベルリンでユダヤ系の一家に生まれたマックス氏。第二次大戦中、ユダヤ系への厳しい迫害を逃れ、当時ユダヤ人街を形成していた上海へ家族で避難した。両親は上海で服飾店を営んでいたという。戦後はイスラエルを経て米国に移住している。
ユダヤ人にとって最も苦難の時代だった戦時中、「上海の人々は我々を受け入れ、そして親切にしてくれた」と、当時お世話になった中国人への感謝の気持ちを忘れたことはない。その中の1人が、“小姐姐(シャオジエジエ/お姉ちゃん)”と呼ばれていた家政婦だ。彼女となんとか再会し、もし彼女が望めば彼女の身元を引き受け、米国で余生を送ってもらいたいと考えている。
以前にも彼女の所在を調べたことがあるが、いまだ再会には至っていない。同じように上海時代の知人を探していた人物が、現地のユダヤ難民記念館を通じてその知り合いを見つけたとのニュースを聞き、今回はマックス氏自身が訪中、この記念館を訪れた。
マックス氏は主に1960〜1970年代にかけてポップアートや商業デザインの分野で活躍した画家。グラミー賞のポスターやコンチネンタル航空の機体デザインを手掛けたり、アメリカンフットボールのプロリーグ・NFLのスーパーボウルやFIFAワールドカップ米国大会の公式アーティストを務めたりしている。中でも有名なのは、フォード、カーター、レーガン、ブッシュ(父)と歴代大統領を描いたポートレート。(翻訳・編集/愛玉)
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