Record China 2012年10月16日(火) 6時17分
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12日、中国経済の減速で若者がさまざまな問題に直面している。写真は北京の若者。
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2012年10月12日、環球時報によると、米公共放送PBSは10日、中国経済の減速で難儀する若者の現状を報じた。
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23歳の林夢涵(リン・モンハン)さんは中国が最も成長した10年間に大きくなった。都市が広がり、給与が上がり、新しい生活消耗品が市場に入ってくるのを目の当たりにした。この繁栄を分かち合うため、彼女は努力して勉強したが、国内総生産(GDP)が減速の様相を呈するに伴い、変化が起きた。未曾有の就職氷河期に直面し、高騰する不動産価格にも辟易(へきえき)している。南京大学で金融を学ぶが、大学生というエリートでありながら、大都市で生活していける職にありつけるか依然として不安に思っている。
中国政府は2012年の経済成長目標を昨年の9.2%より低い7.5%に設定した。ブルッキングス研究所が発表した報告書によると、過去数年間で学校を卒業した人数は最多となったが、20〜30%が就職できていない。
ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの張(ジャン)教授は、彼が育った時代の中国人は政府が分配した住居と仕事により金銭欲や物欲がなかったが、昨今の若者は5、6年前の卒業生が高額の給与を手にしている状況を見て成長したため、中国経済への期待もさらに大きいと分析した。
GDP成長率の減速は、若者が低収入と高い不動産という二重苦の下、住宅市場から押し出されることも意味する。中国の若者は「住む家は持ち家」と教えられて育ったため、成功という一つの判断基準になるだけでなく、結婚時の最重要条件にもなってしまった。ピーターソン国際経済研究所のシニアフェロー、ニコラス・ラーディ氏によると、過去数年間、中国の主要都市の不動産価格は2桁成長を維持している。持ち家がある人は得をするが、これから買おうという人には非常に苦しく、その大部分が就職したての若者である。
給与が生活コストの上昇に追いつかず、一人っ子政策が若者にさらなる圧力をかける。張教授は、中国の長期的な貧困により、景気向上が人々をあらゆる手を尽くしてでも豊かにならなければという心理にさせており、これが多くの学生が「金になること」のために理想を捨てることにつながっていると指摘した。(翻訳・編集/中原)
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