台湾鉄道で過去37年最悪の事故=死傷者170人超、「直前に異常音」「火花発生」の乗客証言も

Record China    2018年10月22日(月) 8時20分

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台湾で21日に発生した列車の脱線転覆事故(写真)で、同日午後11時45分(日本時間)ごろまでに18人の死亡と168人の負傷が確認された。台湾では1981年発生の30人死亡・130人負傷の事故以来の鉄道の大惨事。事故発生の直前に異音や火花発生の証言もある。

台湾で21日に発生した鉄道列車の脱線転覆事故で、台湾メディア・中央通訊社によると同日午後11時45分(日本時間)ごろまでに18人の死亡と168人の負傷が確認された。台湾鉄道では1981年に発生した30人が死亡、130人が負傷した事故以来の大事故という。無事だった乗客からは、事故発生の直前に異音や火花の発生の証言も聞こえてくる。

中央通訊社によると、過去10年間を見ても、鉄道絡みの4回の重大事故が発生しているが、累計で死者は1人、負傷者は71人だった。

台湾史上における最悪の鉄道事故は、1981年3月8日に発生した頭前渓橋事故だったという。同事故では、大型自動車が事故により踏切に飛び出して進行してきた特急の自強号と衝突した。自強号は河川敷に転落。30人が死亡して130人が負傷したという。

21日に事故を起こしたのは普悠瑪(プユマ)列車(プユマ号)と呼ばれる列車。プユマとは台湾東部に住む先住民族の名だ。プユマ号が投入されたのは2013年2月。8両編成で、19編成が運行していたという。

車両は日本製だったが、納品までの設計や製造に問題があったかどうかは不明。かなりの速度でカーブに突っ込んだとの見方がある。

事故列車に乗っていた人からの、「事故の前に、プユマ号はガタガタという異常な音を出した。前の車両からは火花が出た。でも、あっという間に事故になるとは思わなかった」という証言があるという。(翻訳・編集/如月隼人

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