Record China 2018年10月23日(火) 5時50分
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22日、中国メディアの界面は、「欧州の高級ブランドが再び日本市場に視線を向け始めている」とする記事を掲載した。写真は銀座。
2018年10月22日、中国メディアの界面は、「欧州の高級ブランドが再び日本市場に視線を向け始めている」とする記事を掲載した。
記事はまず「高級ブランドにとって、アジア市場は常に潜在力に富む新興市場であり続けている。ここ数年、アジアで最も重要な高級品市場の座を中国に奪われつつあった日本だが、ウーマンズ・ウェア・デイリー(WWD)によると、日本は、欧州の高級ブランド、特にイタリアブランドの注目を集めているようだ」と報じた。
記事によると、WWDはこのほど、「日本経済が加速する中、いくつかのブランドは、日本の知識豊かな消費者や美的文化に注目している」とし、ヴァレンティノ(Valentino)やマックスマーラ(Max Mara)、ディオール(Dior)が今後数カ月間に日本で規模の小さくないイベントを行うほか、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)が東京・銀座にアジア最大規模の旗艦店をオープンする予定であることを伝えた。
WWDは、世界のラグジュアリー業界に関する調査リポート「Global Powers of Luxury Goods 2018」を引用し、「日本の経済見通しは楽観的であり、日本の高級品市場も着実に成長している。旅行者や若年層の購買力の向上により、日本の高級品市場はさらなる成長を迎えるだろう」と指摘。ロンドンを拠点に活動する「未来派」のウィル・ハイアム氏が「マクロレベルでの景気回復に加えて、2020年東京五輪が、日本国内のミニマリズムの成熟と相まって、高級品市場にプラスの影響を与えている。20~30代の消費者は購買力の高まりの中で、改めて商品の品質を追求するようになっている」と分析していること、バリー(BALLY)のフレデリック・ドゥ・ナープCEOが「製品の背後にある物語こそラグジュアリーの本質だ。世界のどこを見ても、日本の消費者ほどそれに関心を持ち認識する人はいない。それは日本特有のことだ」と述べていることを伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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