通学路を占領した壁、不動産企業に対し県政府が工事停止を要求―四川省

Record China    2012年10月16日(火) 13時45分

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12日、中国四川省達州市渠(きょ)県政府は、同県の小学校校庭払下げを落札した不動産企業に対し、当初の計画と違うとして工事の停止を求めた。

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2012年10月12日、中国四川省達州市渠(きょ)県政府は、同県の小学校校庭払下げを落札した不動産企業に対し、当初の計画と違うとして工事の停止を求めた。四川新聞ネットが伝えた。

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校庭は今年5月16日に県政府が払下げ、不動産企業が落札した。当初の計画では、学校側が新しい校庭の工事を済ませ、通学路を確保してから不動産企業が工事を始めるはずだった。しかし連休が明けると旧校庭を囲むように2mほどの高さの壁が建てられていた。これにより、子供たちの通学路は占領され、幅が2mほどに狭まった。

また、通学路の一方は山に面しており、この山は2011年10月に地滑りを起こしている。そのため今月7日から学校は学生が一斉に登校して通路で混みあわないよう登校時間をずらし、通学路を通過する際は教師が付き添うように対策を行った。

一方、不動産企業の言い分では、土地はすでに会社が買い取り、壁は工事をする際に子供たちの安全を確保するために建てたのだという。しかし、学校や県政府によれば、新しい校庭や通学路ができる前に工事をすること自体が当初の計画に反しており、直ちに工事の停止を求めた。現在、県政府は不動産企業と話し合いを行っており、早急に解決できるよう調整している。(翻訳・編集/内山)

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