Record China 2018年10月23日(火) 9時50分
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ガーナで中国人同志の発砲事件が発生し、2人が死亡、1人が負傷した。容疑者は逃走した。ガーナ警察は中国人30人を拘束し、調べた結果、合法的な滞在資格を持たない者がいたと説明した。資料写真。
中国駐ガーナ大使館は22日、ガーナ・ウエスタン州で中国人が同郷の中国人に発砲し、2人が死亡、1人が負傷したと発表した。現地警察は捜査に協力を求めるためなどとして、中国人30人を拘束した。中国大使館が抗議したところ、ガーナ警察総監は、これ以上の身柄拘束はしないと述べた上で、合法的な資格を持たず滞在していた者がいたと説明した。
2人を殺害、1人を負傷させた中国人は広西チワン族自治区・上林県の出身。死傷したのは同郷人で、口論が高じて発砲事件になったという。負傷した1人は病院で治療を受け、命を取り留めた。容疑者は逃走した。
加害者と被害者のガーナ滞在理由は明らかにされていないが、上林県の出身とされていることから、違法滞在して金などの採掘を行う者などだった可能性がある。ガーナには2013年にも、大量に渡航して金の採掘を行う上林県などの出身者が地元居住者や警察の強引な取り締まりで多数死亡する事件が発生している。
ガーナ警察は事件発生後、現場近くにいた中国人を捜査への協力を求めるためとして連れ去った。大使館側がガーナ警察の総監に文明的に公務を執行し、中国人の生命と財産の安全をしっかりと維持するように要求した結果、総監はこれ以上の身柄拘束はしないと述べた。
ガーナ警察は、事情聞き取りの過程で合法的な資格を持たずに滞在している者がいることが判明したと説明。滞在資格を有すると判明した者は、すぐに釈放すると説明したという。
大使館によると、身柄を拘束された中国人は約30人で、地方の小さな4都市に留められていると分かった。大使館は手分けして4カ所に行き、面会と食料差し入れを行った。
大使館はガーナ側と意思疎通をして、中国人の合法的な権益を全力で保護すると表明。同時に、ガーナに滞在する中国人に対して、法を順守し、現地の法律やルールに合致する経済活動を行うよう注意を喚起した。(翻訳・編集/如月隼人)
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