Record China 2018年10月23日(火) 17時40分
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21日に福岡県で行われた女子駅伝で、転倒して骨折した選手が膝から血を流しながら地面をはってたすきをつないだことが中国でも伝えられ、話題になっている。
第4回全日本実業団対抗女子駅伝予選会「プリンセス大会」で、2区を走った岩谷産業の飯田怜(19)が途中で転倒し右脛骨を骨折。残りおよそ300メートルを四つんばいになりながらはってたすきをつないだ。擦りむけた両膝からは血が流れていた。復帰には3~4カ月かかる見込みだという。
これについて、日本では「よく頑張った」という声がある一方、「なぜ棄権させなかったのか」といった批判も出ている。報道によると、岩谷産業の広瀬監督は棄権を申し出たが、混乱などから現場の審判に伝わったのが中継所の目前だったため、審判は「迷ったが、もうすぐだから」と止めなかったという。
新浪体育の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウント・微博賽事は、「心痛!膝から血を流した日本の19歳の女の子がはってたすきをつなぐ(泣)」と題し動画付きでこれを伝えた。
中国のネットユーザーからは、「泣いたよ」「君はよくやった!」「責任感と信念を見た。本当に感動した」「国内のだらだらやってる選手と比べてずっと立派」といった称賛の声が上がったが、多かったのは「気持ちは分かるけど、身体への傷が大きすぎる。推奨することはできない」「スポーツ精神は素晴らしいけど、こうしなさいと勧めることはできない」「選手は素晴らしい。しかし、審判はなぜこんな残酷な状況で止めなかったのか」といった声だ。
この他、「彼女は自分ではなく、チームを代表していたんだ。チームスピリットが彼女を支えていたからこそ、はってでもゴールしようと思ったんだろう」「団体競技なら彼女が頑張った理由もわかる。スポーツは残酷。でも、こうした極限の争いの中で発揮されるスポーツ精神こそが尊いんだ」といった声が寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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