中国人観光客、8日間の大型連休中に世界中で6000億円消費―中国メディア

Record China    2012年10月16日(火) 15時28分

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14日、この秋の大型連休で、海外旅行に出かけた中国人観光客が全世界で消費した額は、8日間で480億元(約6000億円)を上回った。写真は南京の旅行代理店。

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2012年10月14日、世界高級品協会(WLA)の報告によると、中秋節国慶節(建国記念日)が重なった今年の大型連休で、海外旅行に出かけた中国人観光客の消費総額は8日間で480億元(約6000億円)を突破する見込みだという。また、中国銀聯の最新データでは、大型連休の8日間に海外で使用された銀聯カードの支払総額は前年同期比で33%上昇した。新華社が伝えた。

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旅行業界の統計データによると、この大型連休期間中、欧州旅行は海外旅行市場の半分を占めるほどの人気で、欧州における中国人観光客の消費額も全体の半分に近い200億元(約2500億円)に達している。同期間中に欧州を旅行先に選んだ中国人の数も前年同期比で少なくとも20〜30%の伸びを示した。

尖閣問題で日本への旅行が激減したが、その代わりに韓国が人気の旅行先に急浮上。連休期間中に韓国を訪れた中国人観光客は10万人を超え、前年比で36%増。消費額も11億元(約137億円)と史上最高を記録した。

米国ではニューヨークとカリフォルニアが人気で、同期間中に米国を訪れた中国人観光客は通常よりも150%増となった。つまり、約21万人が米国を訪れ、消費額は93億元(約1162億円)となる計算だ。

香港には中国本土から98万人が訪れ、前年同期比で約20%の伸びを見せたが、消費額は同25%減となり、1人当たりの消費額も5000〜6000元(約6万2500〜7万5000円)どまりに。台湾は9月29日から10月7日までに5万3000人の中国人観光客を受け入れた。1人当たりの消費額は1万1000元(約13万7500円)で、全体の消費額は5億9000万元(約73億7500万円)以上に上った。

また、東南アジアや豪州、南米、アフリカを旅行先に選んだ中国人観光客も大幅に増えており、これらの地域における同期間中の消費総額は100億元(約1250億円)を上回ると予想される。(翻訳・編集/本郷)

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