Record China 2012年10月16日(火) 13時26分
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11日夜、中国・上海市内の飲食店で、訪れた日系企業の駐在員と現地職員が居合わせた客に暴行を受けるという事件が発生した。現在、一部中国メディアでも日本の報道の転電というかたちでこれを伝えている。写真は事件が発生した上海市のバンド地区。
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2012年10月11日夜、中国・上海市内の日本料理店を訪れた日系企業の駐在員と現地職員が、居合わせた客に暴行を受けるという事件が発生し、日本のメディアがこれを報道した。現在、一部中国メディアでも日本の報道の転電というかたちでこれを伝えている。環球時報の報道。
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環球時報は複数の日本の報道機関の報道内容をまとめて、以下のように伝えている。11日夜、上海市のバンド(外灘)地区にある日本料理店に、日系企業の駐在員4人と現地スタッフ1人のあわせて5人が来店。そこへ酒に酔った中国人客5人が入ってきて、「お前は日本人か?」と尋ねると、日本人駐在員を殴ったりビール瓶を投げつけたりするなどの暴行を加えた。現地スタッフがこれを止めようとしてビール瓶で頭部を殴られ、手に切り傷を負ったという。日本人駐在員も2人が軽傷を負った。
上海の日本総領事館が地元当局に通報し、すでに事件の捜査が行われているほか、暴行を加えた容疑者らは拘束されている。上海市ではこれまでにも尖閣諸島領有権問題に絡んだ同様の暴行事件が確認されているが、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトにはさまざまな意見が寄せられている。
「今朝、会社に着いたら社内メールでこんなのが回ってきたの。上海で日本人が暴行を受けたんだって?ニュースにはなってないらしいよ。真相求む!さっき日本の友人からも電話があったの。日本では『上海で日本人が暴行を受けてけがをした』って。誰か教えて!」
「なぜ国内メディアはこれを伝えてないの?」
事件発生からしばらく、中国のメディアはこのニュースに触れていなかったようだ。多くの人はこのニュースに困惑したようだ。
「上海でまた暴行事件だって。本当にはずかしいニュースだよ」
「またこんなニュースか、むなしいな」
「ねえ、(反日活動は)もう鎮静化したんじゃないの?」
「一緒にいた中国人まで暴行を受けたというじゃないか。ナイフまで持ち出したと聞いたよ。政府を攻撃するのは構わないが、個人を標的にしてはダメだよね」
もちろん、ネットの匿名性が後押ししての過激な意見や、反日を推す意見もあった。
「よし!日本製品を壊したり焼いたりしていないで、直接日本人を殴ればいいんだな」
「上海で日本人が殴られたと、またニュースで見ました。一般人を殴って何の意味があるのかな?その情熱で尖閣に上陸でもしたらいいのに」
「これでまた日本のメディアが大騒ぎするだろうな」
また、ニュースを聞いた日本在住の中国人にも困惑がひろがっているようだ。
「上海では日本人が襲われたみたいですね。そんな時、わたしは東京にいて、通りすがりの人や警察官や、店員さんや八百屋のおばさんにまで親切にしていただいている。気持ちは微妙です」(翻訳・編集/愛玉)
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