<中華ボイス>何も言えなかった文革、ペンネームは息苦しかった時代を忘れないため―中国人作家莫言

Record China    2012年10月18日(木) 16時44分

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今月11日にノーベル文学賞を受賞した莫言氏。以前自身のペンネームについて、「私がペンネームを莫言(莫言=言ってはいけない)にしたのは、誰かに何一つ言えなかった時代を忘れないようにとの思いからだ」と語っている。写真は莫氏。

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今月11日にノーベル文学賞を受賞した莫言(モーイエン)氏。受賞決定後から莫氏の著書が書店やオンライン書店で品切れになるほどの盛況となっている。また、莫氏の著作本の版権を多く所有する出版社・北京精典博維文化発展有限公司によると、20社以上が受賞後に小説の映像化を申し入れてきたという。今中国は莫氏のノーベル賞受賞に熱狂している。

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2012年10月15日、中国人作家の莫言氏は以前海外メディアの取材の際、「私がペンネームを莫言(莫言=言うなかれ、言ってはいけないという意味)にしたのは、誰かに何一つ言えなかった時代を忘れないようにとの思いからだ。あれは文化大革命の時代で、私が住む村は当時闘争により騒然としていた。私の家は農家で平穏に暮らしていたが、父は私が不適切な事を言うのではと恐れ、私に何も言うなと釘を刺したのだ」とペンネームの由来について語った。(翻訳・編集/内山)

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