Record China 2018年10月25日(木) 13時20分
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24日、参考消息網は、「安倍首相の訪中直前、中国ネットが突然日本に感謝」と題する記事を掲載した。資料写真。
2018年10月24日、参考消息網は、「安倍首相の訪中直前、中国ネットが突然日本に感謝」と題する記事を掲載した。以下はその概要。
安倍晋三首相が25日、中国を訪れる。日本の首相の訪中は7年ぶりだ。意外なことに日本が対中政府開発援助(ODA)を終了するとのニュースが直前に報じられ、中国のネット上では「日本に感謝」というちょっとしたブームが巻き起こった。この期せずして姿を見せた「感謝」も、安倍氏訪中の背後にある日中関係の「正しい軌道への立ち戻り」を描写するものだ。
中国にとって最大の援助国である日本のODAは1979年に始まった。つまり、改革開放の40年間、常に日本のODAの存在があったということだ。79年以降、日本が拠出した額は3兆6500億円に上る。巨額の援助、困窮の中で寄せられた日本の善意に、多くのネットユーザーが「これまでの援助に感謝する」とのコメントを書き込んだ。
中国人民大学国際関係学院の時殷弘(シー・インホン)教授は、ネットユーザーが日本の対中ODAに感謝の意を示したことを肯定的に捉えている。中国外交部の23日の定例記者会見でも、「日本の資金協力は積極的な役割を果たした」とのコメントが報道官から聞かれた。こうした様相は10年前に起きた四川大地震を思い起こさせる。当時、いち早く駆け付けた日本の救援隊が犠牲者に黙とうする写真がネットで紹介され、ネットユーザーらは感謝の気持ちを惜しみなく示したのだ。
40年前のODAの始まりは、日中が氷層を破って手を携えたことに端を発した。日本では以前、「ODAは日中の友好と協力の象徴」と報じられており、こうした友好、協力はこの先も続く。日本メディアによると、ODA終了後、日中は対等の立場に立つ「発展協力対話」を打ち出す。発展途上国を両国が連携して支援していく見込みだ。(翻訳・編集/野谷)
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