北朝鮮が鉄鉱開発に20%の出資額上乗せを要求、中国企業が操業を停止―韓国メディア

Record China    2012年10月19日(金) 8時25分

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17日、中国と北朝鮮が協力して開発していた茂山鉄鉱プロジェクトが中断している。北朝鮮側が20%以上もの出資額上乗せを求めたためだという。写真は中朝国境。

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2012年10月17日、重慶晨報によると、北朝鮮が中国と協力して開発していた咸鏡北道(ハムギョンプクト)の茂山鉄鉱プロジェクトが中断していると韓国各紙が報じた。茂山鉄鉱はアジア最大級で、推定埋蔵量は30億トンにも及ぶ。

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韓国の朝鮮日報によると、鉄鉱石の加工を担当している北朝鮮との国境にほど近い延辺朝鮮族自治州の天池工業工貿公司が経営する開発企業が9月で操業を完全に停止したことを、延辺のある消息筋が明かしている。

プロジェクト中断の背景には世界的な景気低迷や鉄鉱石取引価格の下落などがあるとされ、北朝鮮側が中国側に対し20%以上もの出資額上乗せを求めたが、天池工業工貿公司は「ほぼ利益が出ない」と北朝鮮側からの要求を拒否し、これを受けて北朝鮮は天池工業工貿公司との共同開発中止を決定したという。

天池工業工貿公司は90年代初頭から茂山鉄鉱プロジェクトに加わるなど、北朝鮮との関係が深い民間企業だが、2009年ごろから協力関係に問題が生じるようになり、鉄鉱プロジェクトもたびたび操業を停止していたという。(翻訳・編集/岡田)

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