Record China 2012年10月21日(日) 22時44分
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18日、習近平氏が中国の次期指導者になった場合、政治改革の推進が必要不可欠。もし失敗すれば、彼は中国共産党の「最後の皇帝」になる可能性がある。写真は秋の行楽で混雑する北京市。
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2012年10月18日、英紙・タイムズは、中国国家主席就任が確実視されている習近平(シー・ジンピン)氏にとって、政治改革は必要不可欠であり、改革を推進しなければ「未来はない」と主張した。
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16日発行の中国共産党機関誌「求是」はその記事のなかで、「新しい歴史のスタートラインに立っている今、さらに自覚して思想を解放し、さらに確実に改革を推進しなければならない」と強調。これは7月に胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席が中国各省級指導者の前で行った演説の「中国の特色ある社会主義への道を進もう」という方針とは、若干異なっている。
かつて中国国務院農村発展研究センターの研究員だった姚監復(ヤオ・ジエンフー)氏は、「多くの人が、比較的リベラルだった指導者・習仲勲(シー・ジョンシュン)氏の息子の習近平氏に期待と幻想を抱いている」と指摘。しかし、習近平氏の最近の言動から「彼は毛沢東路線に対して肯定的であり、彼が保護するのは共産党の利益であって、国民の利益では決してない」と判断。「政治体制の改革をしなければ、共産党による一党支配国家は終わる。しかし、改革すると共産党そのものが危うくなる。そこで、習氏は胡錦濤氏のように問題を先送りすることになるだろう」と予想している。
中国政治評論家・李偉東(リー・ウエイドン)氏は「胡錦濤時代の10年間、中国は安定性の維持にこだわり続け、深刻な官僚主義に陥った。中国は共産党国家から官僚国家に変身し、習氏をはじめとする2世グループ(太子党)はこれに強く反発している」と指摘。「改革をせずに今の体制を維持していけば、中国に再び革命が起こり、習氏は共産党最後の指導者になる。改革を推進すれば、中国は徐々にではあるが立憲民主主義の道を歩むことになるだろう」と述べた。(翻訳・編集/本郷)
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