日米中が冷戦に突入すれば、中国は北朝鮮の軍事力を増強させる―ロシア誌

Record China    2012年10月22日(月) 13時16分

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21日、ロシア誌は、日米中の東シナ海における緊張が長引いた場合、中国は北朝鮮の軍事力を増強させることになると指摘した。写真は19日、東シナ海で行われた中国海軍の東海艦隊と中国農業部(省)、国家海洋局による合同演習。

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2012年10月21日、ロシアの週刊誌「論拠と事実」は、日米中の東シナ海における緊張が長引いた場合、中国は北朝鮮の軍事力を増強させることになると指摘した。環球時報(電子版)が伝えた。以下はその概要。

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アジア太平洋回帰路線を推進する米国は新旧盟友を味方に付け、中国を牽制する構えを見せている。これに対する中国は孤立無援では勝ち目はない。だが、もしも強い軍隊を持った北朝鮮という味方がいてくれたら、米国と対等に戦うことができる。

中国にとって、北朝鮮の軍事力増強を支援することは、東シナ海で日米と戦争するより安上がりだ。かつてインドが最先端の戦闘機を126機増やし、空軍力を一気に増強させたところ、中国がすぐさまパキスタンに多用途戦闘機「サンダー」を60機援助したことがある。

最も手っ取り早い支援は北朝鮮の弾道ミサイル計画を完成させることだ。北朝鮮の建国60周年閲兵式に登場した新型弾道ミサイルを搭載した発射台車両は中国製とよく似ており、すでに中国による技術支援が行われているとの疑いが持たれているが、中国は否定している。

東シナ海における緊張が長引き、日米中が冷戦に突入した場合、中国にとって北朝鮮の存在はかなり大きいものになる。短期間で北朝鮮の軍事力を増強させることなど中国にとってはたやすいことだろう。(翻訳・編集/NN)

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