2012年10月20日、サッカー中国スーパーリーグの試合を観戦する元日本代表MF中田英寿氏の姿が確認された。中田氏が観戦したのは、岡田武史監督率いるクラブ・杭州緑城の試合だった。中国大手ポータル・網易(NETEASE)の報道。

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2012年シーズン、岡田監督を指導者に迎えている杭州緑城。成績は伸び悩み、9月からは尖閣問題に絡む反日ムードで試合に影響が出る事態にもなっているが、それでもクラブやサポーターが監督に寄せる信頼は非常に高く、翌シーズンの続投も決定したばかりだ。

続投の条件として岡田監督が要求したのは、ユースチームを統括するために必要なコーチを雇うこと。そして、「ぜひユースのコーチに」と指名しているのが中田氏だ。監督の要請で杭州へ向かった中田氏は19日、同クラブのU-19チームで無償で臨時コーチを務めた。監督をはじめ、彼の指導にすっかり魅了された選手たちも正式なコーチ就任を熱望しているようだが、中田氏本人にはその意向がないことを明言している。(翻訳・編集/愛玉)