中国のルールは中国でしか通用しない、社会基盤を揺るがす「中国式習慣」―SP華字紙

Record China    2012年10月23日(火) 2時23分

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19日、中国人にとって当たり前の行為が、外国人の目には理解しがたい不道徳な行為に映ることがある。こうした「中国式習慣」は改善できるのだろうか?写真は赤信号で渡る「中国式道路横断」。

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2012年10月19日、シンガポール華字紙・聯合早報は「中国式××」と題した記事を掲載。中国独特の悪習慣や非常識な行為が、そのうち中国の社会基盤を揺るがすことになると指摘した。

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中国の道路はまさに大解放状態。歩行者は好きなところで道路を横断し、タクシーに乗ってもシートベルトなどしない。車は勝手に交差点を曲がり、どこでも平気でUターンする。中国で長期間生活すると、こうした「中国式道路横断(信号に関係なくどこでも横断する)」「中国式柵またぎ(ガードレールをまたぐ)」「中国式地下鉄乗り(混んでいる車両にさらに乗る)」「中国式タクシー止め(タクシーを奪い合う)」「中国式行列(割り込みされないように前の人にピッタリくっついて並ぶ)」など、中国以外の国では経験したことのない行為が自然と身についてしまう。

これは社会環境がなせる技なのか?それとも群集心理によって正しい判断ができなくなっているのか?即答はできないが、こうした現象の背後には総合的要因が隠れている。大きなものでは、都市を建設する際にむやみに幅広い道路を建設したため、青信号の時間が短すぎて横断できないなど、環境とルールに関する意識の曖昧さがあり、小さなものでは市民1人1人のレベル向上を待たねばならないといったものだ。

1人の行為は罰せられても、みんなでやれば罰せられない。どんなことでも集団で行えば怖くない。こうした心理から、中国では何事も集団で行うことが日常化していき、それがいつの間にか「集団のルール」になってしまった。すると、何が正常で何が異常なのか、何がルール遵守で何がルール違反なのか判断ができなくなるのだ。

「中国式接待」や「中国式汚職」など、中国の国情や特色に関係した「中国式」も多数ある。外国人にとって面白いものもあるが、どうしても理解できないものもある。こうした「中国式」が生み出した数々の不道徳的行為について、これまで中国人は「土地が広くて物が豊かで人間が多いから」という言葉でごまかしてきた。しかし、この「中国式」は社会基盤を揺るがすことにもつながる。このため、時間をかけて「中国式」を改善する必要があるが、今すぐ改善しなければならない「中国式」もあるのだ。(翻訳・編集/本郷)

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