Record China 2018年10月31日(水) 17時20分
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29日、韓国経済は、北朝鮮・祖国平和統一委員会の李善権委員長が、9月に平壌で開かれた南北首脳会談に特別随行員として同行した韓国財界トップらに「冷麺が喉を通るのか」と皮肉の言葉を投げ掛けていたと報じた。写真は平壌。
北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長が、9月に平壌で開かれた南北首脳会談に特別随行員として同行した韓国財界トップらに「冷麺が喉を通るのか」と皮肉の言葉を投げ掛けていたことが分かった。29日に行われた国会外交統一委員会による国政監査で、野党「自由韓国党」の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)議員が明らかにしたと、韓国経済などが同日に報じた。首脳会談当時、平壌の老舗冷麺店「玉流館」で昼食会が開かれており、財界トップらが食事をしているところに李委員長が現れ、このように述べたという。
記事によると、統一部の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官は、この件について「そのような話を聞いた」と、報告を受けていたことを明らかにした。ただ「李委員長は突然現れたのではなく、その場にいた」と説明した。また鄭議員から「なぜそんな皮肉を言ったと思うか」と問われると、「北側には、南北関係を速く改善したい思いがある」と答えた。「北朝鮮側は、韓国側から経済協力の話が出ることを期待していたのではないか」との質問には、「そのように思う」と答えたという。
鄭議員は「財界トップらが経済協力の話をできる立場ではなかった。意図的な叱責ではないか。こちらが一方的にやられたような印象だ。韓国民のプライドも守ってほしい」と指摘したという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「こんな目に遭うために南北対話をするのか?」「何のために財界トップを連れて行ったのか。言われっぱなしじゃなく、一言返せなかったの?」「韓国財閥のトップが侮辱されたのに、政府は何も言わず北朝鮮の味方をしている」「9月の話が今頃、こんな形で出るなんて。北朝鮮にとってよくないニュースを出さないよう、政府が規制してるんだろ」「今後、この人物を南北対話の席に出すなと通達すべき」など、政府批判の声が多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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