2018年10月30日、中国紙・環球時報(電子版)は、「ポーランドのテレビ局が番組内で『台湾独立』を支持した」などと台湾メディアが報じたことについて、「同番組はポーランドのテレビ局によるものではなく、『流れに逆らう』という意味の『Idź Pod Prąd』を名乗る極右団体がYouTubeのチャンネルで配信したものであることが分かった」と報じた。
YouTubeチャンネルの「Idź Pod Prąd TV」が配信した番組では、ポーランド人女性が中国語で「私たちポーランド人は台湾が独立できることを望んでいる。中国にノー、台湾にイエスと言おう」と話し、司会者もそれに続いて「ポーランドはこれまで多くの国の独立のために努力してきた。ポーランドは台湾が大陸に対抗することを支持する」などと主張した。
環球時報は、「報道によると、Idź Pod Prąd TVはポーランド国内外で非主流的な存在だ。創始者のPawel Chojecki氏は宗教急進主義者であり、欧州理事会(EU首脳会議)のドナルド・トゥスク常任議長の死刑を求めたこともあった。英紙ガーディアンも今年1月、同団体の英国への浸透や急進主義思想の散布を非難している」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)
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