米海軍作戦部長、「米中海軍の遭遇は増える」―仏メディア

Record China    2018年11月1日(木) 6時40分

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30日、仏RFI中国語版サイトは、東南アジア諸国を訪問中のリチャードソン米海軍作戦部長が「米中海軍の公海での遭遇は増える」との見方を示したと報じた。資料写真。

2018年10月30日、仏RFI中国語版サイトは、東南アジア諸国を訪問中のリチャードソン米海軍作戦部長が「米中海軍の公海での遭遇は増える」との見方を示したと報じた。

記事によると、同作戦部長は前日までフィリピンを訪問。首都マニラで臨んだ記者会見では、南シナ海での「航行の自由」作戦の継続を強調し、さらに30日はインドネシア・ジャカルタで開かれたフォーラムで「米中海軍のより多くの遭遇を予見」と発言した。

記事は「貿易戦争を背景に米中関係が緊張情勢を呈す中、両国海軍は南シナ海の争議海域で複数回遭遇」と説明し、米太平洋艦隊のイージス駆逐艦「ディケーター」に中国海軍の駆逐艦が41メートルの距離まで接近した9月30日の例を紹介。中国の不満を招いた軍事行動に対する米側の説明として、「公海における航行、飛行の自由」が挙がったことを伝えた。

記事はまた、「中国は南シナ海の争議海域で人工島建設を進めるだけでなく、建設が完了した島での『軍事化配備』も行っているというのが米国の認識」と指摘し、マティス米国防長官が6月に「中国は南シナ海エリアの他の国々に対して『脅迫』策を取っている」という趣旨の発言をしたことに言及した。(翻訳・編集/野谷

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