人民網日本語版 2018年11月1日(木) 20時0分
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中国人民銀行(中央銀行)は10月31日、来週に香港地区で総額200億元(1元は約16.2円)の人民元建ての中央銀行手形を発行すると発表した。3カ月物と1年物の中央銀行手形を100億元ずつ発行し、11月7日に入札を実施し、11月9日に決済する。
中国人民銀行(中央銀行)は10月31日、来週に香港地区で総額200億元(1元は約16.2円)の人民元建ての中央銀行手形を発行すると発表した。3カ月物と1年物の中央銀行手形を100億元ずつ発行し、11月7日に入札を実施し、11月9日に決済する。香港特別行政区政府はこの件に関し、歓迎の意を表している。人民日報海外版が報じた。
特別行政区政府財政司の陳茂波司長は、「中国人民銀行が香港で人民元建ての中央銀行手形を発行するというのは、世界においてオフショア人民元業務ターミナルとなっている香港の地位を固める助けになるほか、人民元のグローバル化を強化し、香港の債務市場の発展をさらに促進するだろう」と歓迎している。
中国銀行(香港)のチーフエコノミスト・鄂志寰氏は、「中央銀行の今回の措置により、オフショア市場が人民元流動性管理体形に盛り込まれ、オフショア市場に安定した供給を提供し、人民元のオフショア市場とオンショア市場のバランスを取り、人民元の為替相場の基本的安定を維持することにつながるだろう」との見方を示している。
特別行政区の現在の政策では、中央人民政府が香港地区で発行した国債により得た利息や利益は、利得税の対象外となる。特別行政区政府は、関係政策を中国人民銀行が香港地区で発行する債務手形もカバーすることで、免税範囲の拡大を検討すると表明している。(編集KN)
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