2012年10月25日、法制日報によると、河北省石家庄市では今月23日から2カ月間、交通ルールを守らない歩行者に対して50元（約650円）以下の罰金が科せられることになった。

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石家庄市文明弁公室、石家庄市公安交通管理局、中国共産党青年団石家庄市委はこのほど、「赤信号横断をやめて教養とマナーのある石家庄人になろうキャンペーン」を、同市区内で23日から2カ月間の予定で実施することを決定した。

同市公安交通管理局の武端［王其］（ウー・ルイチー）局長は「大きな交差点、特に繁華街の交差点では、歩行者による赤信号横断が深刻な状況を引き起こしている。市内の信号機は平均で1分おきに信号が変わるが、赤信号で歩行者が横断すれば、少なくとも車両2台の通行が阻害され、市全体では数百台近い車両に影響が出る」と説明。「歩行者の赤信号横断が車両の正常な運行を妨げている」と指摘した。

このキャンペーンの期間中、赤信号での横断や横断歩道以外の場所での横断、ななめ横断、中央分離帯を通り抜けての横断など、交通ルールを無視する行為をした歩行者は、その場で50元以下の罰金が科せられる。大きな道路では前3人が、小さな道路では全員がその対象となる。経済的理由などで罰金が支払えない者は、その場で2時間の交通整理ボランティアをしなければならない。罰金も交通整理ボランティアも不可能な違反者については、職場や街道居民委員会、村委などに通知し、その場で指導を行う。上記のいずれも拒否し、自分の名前も明らかにしない違反者については、警察官がその身柄を派出所に移し、そこでより厳しい指導と処理を行う。（翻訳・編集/本郷）