富士通と上海信投がヘルスケア分野において協業、その他

Record China    2018年11月3日(土) 10時30分

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富士通は2日、北京市内で10月26日に開催された「第1回日中第三国市場協力フォーラム」にて、上海市信息投資とヘルスケア分野での協業を推進することで合意したと発表した。

<日中経済・新事情>

関連用語:富士通、上海信投、ヘルスケア事業、IoT / テルモ、細胞増殖システム、CAR-T療法、ユニカーセラピー・バイオメディシン・テクノロジー / 幻冬舎、RayJapan、GINGER、中国創刊、完売 / ビジョン、海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス、値下げ / クロスボーダーエイジ、健康を意識した包装食品、ワンストップサポート、越境ECの先 / Meleap、ARスポーツ、HADO、北京、浙江省温州

●富士通と上海信投がヘルスケア分野において協業、IoTなど利用のビジネスモデル創出へ

富士通は2日、北京市内で10月26日に開催された「第1回日中第三国市場協力フォーラム」にて、上海市信息投資とヘルスケア分野での協業を推進することで合意したと発表した。

中国では高齢化が急速に進んでおり介護サービス体制の構築や介護事業者への支援などが急務となっている。両社はヘルスケア分野においてIoTなど先端技術や両社の強みを生かしたサービスビジネスモデルの創出を検討する。

富士通の最先端技術や日本におけるヘルスケア分野での実績と、上海市信息投資の上海におけるICTインフラ整備、スマートシティ構築のノウハウとを組み合わせ、中国における高齢者向け介護サービスビジネスを早期に立ち上げ、業界標準の策定などにも積極的に貢献する考え。

●テルモの細胞増殖システム、CAR-T療法関連の中国企業が導入

中国企業のユニカーセラピー・バイオメディシン・テクノロジーが、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)の製造(培養)手順を自動化するにあたり、このほどテルモの細胞増殖システム「Quantum」を導入した。CAR-T療法はがん治療に用いられる。

ユニカーセラピー社は、2018年に中国の国家薬品監督管理局にCAR-T細胞候補薬4件を治験薬として申請した。同社の先進的なCAR-T療法は、副作用を軽減し患者の転帰を改善するように設計されている。

テルモはCAR-T療法を含む細胞治療における細胞処理手順(採取、分離、培養など)を自動化する機器を世界各地で販売している。

●幻冬舎、中国で創刊の「GINGER潮児」のオフライン販売が3日で完売

幻冬舎は2日、雑誌事業拡大の一環としてRayJapanの中国グループ出版会社「錦厝上海文化伝播(本社・上海市)と戦略的提携し、GINGERの中国版「GINGER潮児」を10月18日に創刊したところ、オフライン販売では3日間で売り切れたと発表した。

中国において日本発のファッション雑誌が創刊されるのは9年振り。GINGER潮児は毎月25日発売で、日本のGINGERのオリジナルコンテンツと中国国内で制作するコンテンツで構成する。キーコンセプトは「中国女性に、自分らしさというカッコよさを目覚めさせる」。

創刊日に北京で開催した創刊イベントの総視聴数は1億人を超えた。同誌はオンライン販売も好調に推移という。月間50万部の発行部数を目指す。

●ビジョン、「グローバルWiFi for Biz」の中国向けサービスを値下げ

海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」を提供するビジョンは2日、法人向けサービス「グローバルWiFi for Biz」の中国での利用料金を1日に値下げしたと発表した。

同サービスは、渡航先でスイッチを入れれば現地通信事業者ネットワークへ自動的に接続するクラウドWiFiルーターを利用。ルーターは常に社内に置いておけ、その都度のレンタル手続きが不要。社内共有により従来のサービスより費用面のメリットが出るなどの特徴がある。

中国での利用料金は、1日当たり970円だったレギュラープラン(500MB/日)が同670円に、同1270円だった大容量プラン(1GB/日)が同970円に引き下げられた。

●クロスボーダーエイジ、健康を意識した包装食品の中国展開をワンストップサポート

クロスボーダーエイジは2日、健康を意識した包装食品(保健食品・普通食品)の上市コンサルティングに豊富な実績を持つ、信頼できる中国の現地パートナーと連携し、日本企業を対象に製品ごとの中国展開の可否判断から通関の事前審査までのワンストップサービスの提供を始めたと発表した。

現地の最新の規制情報と照合・確認し、翻訳作業を含めて中国市場での取扱いを判断するスピードスクリーニングレポートや、機能性を訴求しない「普通食品」として中国市場に上市できる可能性のある日本の包装食品について、市場の受容度・配合リスクの診断から栄養表示を考慮したラベルの設計、通関の事前審査まで、日本製の包装食品が中国で上市するまでの一連のプロセスのサポートサービスを提供する。

同社は、これまでインバウンドとともに「越境EC」に関心を持ち注力してきた日本企業の中に、中国市場に一般貿易として自社製品を投入する「越境ECの先」を見据えた動きがはじまっていると説明した。

●ARスポーツのHADO、北京と温州でも稼働開始

Meleapは2日、同社のHADO(ハドー)シリーズが北京市内の石景山遊楽園と浙江省温州市の大型ショッピングモールである財富購物中心で稼を働開始したと発表した。4月には上海市の上海JUMP360蹦床中心でも営業を開始していた。

HADOは、ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着して楽しむ、最新AR技術を使ったスポーツ。3対3のチームでエナジーボールやシールドなどの技を駆使し、80秒間の試合時間で対戦する。すでに世界16カ国26カ所に店舗展開し、延べ80万人以上が体験した。

8月には広東省広州で大型のHADOプロモーションイベント(100チーム500人)、香港ではHADO WORLD CUP予選(30チーム100人)を行うなど中国市場の開拓を進めている。

上海、広州、北京などのエリアのHADOプロリーグの立ち上げの商談も進んでおり、マカオでは11月中のHADO MACAU CUP開催を予定する。(翻訳・編集/如月隼人

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