2012年10月28日、台湾の若手人気アーティストのイエン・ジュエ（厳爵）が、アルバム売り上げの水増し工作に関する疑惑を否定した。フェイルンハイ（飛輪海）のアーロン（炎亞綸）が、暗にこれを指摘している。NOWnewsが伝えた。

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イエン・ジュエの最新アルバム「単細胞」とアーロンのソロアルバム「紀念日」は、ほぼ同時期にリリースされた作品。先週、大手CDショップによるヒットチャート・五大金榜（Five Music）では、アーロンがトップにつけた。しかし、もう一つの大手ヒットチャート・G−MUSICではイエン・ジュエがトップに。台湾の音楽業界では、こうした主要チャートにおいて複数の作品が1位を分ける状況になりにくいだけに、アーロンがさっそくイエン・ジュエの販売数“水増し”を指摘する騒ぎになった。

アーロンはミニブログで「小学生時代、同級生が試験でカンニングをして1位になり、自分は2位で悔しかった」という過去のエピソードを披露。「勇敢に申し出ればいいのに」と、イエン・ジュエの裏工作を間接的に非難するような言葉を並べた。これに対して27日、イエン・ジュエの所属レコード会社・相信音楽は、取締役が自ら対応してこれを否定。公平な競争関係であることを主張した。

イエン・ジュエは28日、台北市内でアルバムのPRイベントを開催。所属レコード会社の説明に重ね、どうしても自分自身で改めて否定したいとして騒動の話題に言及した。「レコード会社は“水増し”などしていないし、どうしてこんな形で攻撃をされるのか分からない」と、困惑した様子を見せていた。（翻訳・編集/Mathilda）