Record China 2018年11月4日(日) 22時50分
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卓球のスウェーデンオープン女子シングルス決勝で、伊藤美誠が中国の朱雨玲を4‐0のストレートで下し優勝した。資料写真。
卓球のスウェーデンオープン女子シングルス決勝で、伊藤美誠が中国の朱雨玲を4‐0のストレートで下し優勝した。
伊藤は準々決勝で、元世界ランク1位の劉詩ウェン(リウ・シーウェン)を、準決勝ではリオデジャネイロ五輪金メダリストの丁寧(ディン・ニン)を、それぞれ逆転で下して勝ち上がった。決勝では世界ランク1位の朱雨玲(ジュー・ユーリン)を相手に、序盤からペースを握り続け、圧巻のストレート勝利(11‐3、11‐3、11‐5、11‐8)を収めた。
伊藤の快進撃に中国メディアも注目している。網易体育は「第1ゲーム、エンジンのかからない朱雨玲はまったく相手のリズムについていけなかった。第2ゲームになっても伊藤美誠は勢いそのままに攻勢を仕掛け、朱雨玲は防戦から抜け出せない」「第4ゲーム、伊藤美誠は時間と共に勇気を増し、朱雨玲はすでに自信を失い、返球は力がなかった」などと、試合の流れを伝えた。
澎湃新聞は「3人の中国人世界チャンピオンを立て続けに制して優勝、18歳の伊藤美誠が中国キラーに?」と題する記事で、「1年前に2000年生まれの平野美宇がアジア選手権で丁寧、朱雨玲、陳夢の中国の主力3選手を破り優勝。中国スポーツ界を騒然とさせた。1年後、平野美宇は中国に打ち負かされ自信を喪失したが、彼女と同年齢の伊藤美誠が再び中国にとっての『トラブルメーカー』となった」などと伝え、「またしても強力なライバルを前に、中国は準備はしっかりできているか」と危機感を示した。
新京報は「中国の3大主力を一掃して優勝奪う、伊藤美誠がファーストライバルに」と題する記事を配信。「決勝で朱雨玲を4‐0と一蹴。準々決勝と準決勝の逆転がややラッキーだったというのなら、今夜の決勝でのプレーは間違いなく世界レベルだった」と賛辞を送った。
中国中央テレビ(CCTV)の記者・李武軍(リー・ウージュン)氏は試合後、微博(ウェイボー)で「0‐4、惨敗!なんてことだ!現状を前に、認めなければならない。伊藤のプレースタイルはより先進的でより強い。最も恐ろしいのは、今のところ中国は伊藤美誠を破る方法を見つけられていないことだ!」とつづった。
中国のネットユーザーからは、「こんなにすごいのか!?」「1ゲームも取れずに負けた?嘘でしょ!?」「劉詩ウェン、丁寧、朱雨玲に連勝……主力がそっくりそのまま負けた」といった驚きの声や、「東京五輪では厳しくなりそうだ」「東京(五輪)で負けるよりは良かった。しっかり研究しよう。頑張れ」「中国のコーチ陣はすぐに彼女を研究すべし」といったコメントが寄せられている。
中国のトップ選手に3連勝しての優勝は、昨年のアジア選手権(中国無錫)の平野美宇以来。平野はその後、中国の徹底マークに遭い思うような試合ができなくなったが、伊藤はどうか。今後に注目が集まる。(編集/北田)
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