韓国が優位なはずのこの分野で苦戦、日中が脅威に?―韓国紙

Record China    2018年11月6日(火) 8時20分

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5日、米華字メディア・多維新聞は、「韓国が掲げるキムチのグローバル化目標は基本的に達成されたが、キムチ貿易で韓国は年520億ウォンの赤字に直面している」とする記事を紹介した。写真はキムチ。

2018年11月5日、米華字メディア・多維新聞は、「韓国が掲げるキムチのグローバル化目標は基本的に達成されたが、キムチ貿易で韓国は年520億ウォン(約52億円)の赤字に直面している」とする韓国・中央日報の記事を紹介した。

記事は「キムチ起源国を自任する韓国のキムチは国内市場にとどまって発展を遂げていないが、日本と中国のキムチは世界市場を狙っている」と説明。「中国が環境基準を強化するのに伴い、工場は廃水処理施設を設置」「無菌室とサンプル実験室で残留農薬検査を行うなど品質管理のレベルも高い」と指摘し、中国のあるメーカーが今年生産したキムチの約6割(1万トン)を韓国に輸出し、マレーシアやカンボジアなどにも出荷したことを伝えた。

日本に関しても「商品開発能力と市場マーケティングで優勢」とし、「日本の伝統的な漬け物市場はここ数年で7000億ウォン(約700億円)規模に縮小したが、キムチ市場はそれと同規模に成長した。この市場を握るのは日本企業」と紹介。その背景にあるものとして、生産の自動化や乳酸菌に関する技術力などを挙げた。

こうした状況に対し、韓国・順天大学の教授は「韓国が推進したキムチのグローバル化は『キムチは素晴らしい食品だから食べましょう』ということの強調にとどまっていなかったかどうか、われわれは反省する必要がある」と述べ、海外の飲食文化に対する研究をベースとして現地の人の口に合うような味や形にする努力を呼び掛けているという。(翻訳・編集/野谷

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