中国の咲き誇った花畑、観光客に踏まれ無残な姿に

The World Video    2018年11月6日(火) 19時50分

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3日、中国の江西省南昌市にある大学・南昌工程学院では格桑花(ゲーサンメド)が咲き誇り、色鮮やかな光景が広がっているが、マナー違反が見られ地元住民からは苦言が聞かれている。

2018年11月3日、中国の江西省南昌市にある大学・南昌工程学院では格桑花(ゲーサンメド)が咲き誇り、色鮮やかな光景が広がっているが、マナー違反が見られ地元住民からは苦言が聞かれている。

中国の動画サイト・梨視頻が5日に掲載した動画には、咲き誇る花目当てに多くの観光客が訪れ、記念撮影している姿が映っている。花畑のそばには「花を踏まないように」との注意書きも立てかけられているが、多くの人が花畑の中へ入り写真撮影をしていた。これにより花が踏みならされる場所がいくつも発生している。

同大学の学生は、「花が咲いてから約半月で、知らせを聞きつけた観光客が多く訪れている。花はすぐに枯れるかもしれないが、故意に踏むのは間違っている」と話した。さらに近くに住む女性は、「(花畑を)管理する人は見当たらない。踏む人が増えたら花畑が台無しになってしまう。大人の行為を止めることはできない。私にできることは孫に踏まないよう言い聞かせることだけだ」と語っている。

中国では同様のマナー違反が各地で確認されている。10月9日には陝西省漢中市や河南省鄭州市の公園でイネ科のアシやマーレンベルギアカピラリス(中国名:粉黛乱子草)が観光客により踏みならされ、同月14日には浙江省杭州市の公園でもマーレンベルギアカピラリスが故意に踏まれ、最終的に植物が全て刈り取られる事態に発展した。南昌市の一件を含め、同様のマナー違反に対し周辺住民やネットからは批判する声と共に「花がかわいそう」との声が聞かれている。(翻訳・編集/内山)

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