人民網日本語版 2018年11月9日(金) 1時40分
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中車大連機車車両有限公司が製造する初の次世代中低速リニア列車が2日、大連市旅順の新工場で完成し、静的調整段階に入った。
リニア列車は電磁力により列車の浮遊と誘導を実現し、けん引・運行に直流モータを採用する。次世代中低速リニア列車は、同社が戦略発展と技術の蓄積を立脚点とし、国内外の多くの都市鉄道交通計画路線に向け、第13次五カ年計画期間中に重点的に建設する新型都市鉄道交通列車だ。
第一世代リニア列車技術の弱点に焦点を絞り、エア・サスペンション構造の革新、浮遊・制御の改善によりけん引システムの効率を高めた、次世代中低速リニア列車の加速度、運行速度、カーブ能力、登坂能力、快適性などの性能が全面的に向上した。次世代中低速リニア列車はアルミ合金材質で、3両編成で両端に操縦室がついている。列車の高さは一般的な地下鉄とほぼ同じで、50メートルの最小平面曲線、勾配100‰の坂を通過できる。最高運行速度は時速160キロ。
次世代中低速リニア実験列車は2017年6月、上海市で全路線の運行実験を完了した。実験速度は時速121キロに達し、中低速リニアの運行速度の世界記録を樹立した。同列車は同年8月、院士3人を中心とする国内リニア分野トップクラスの専門家による審査に合格した。実験列車と比べ、新たに完成したリニア列車はエア・サスペンション構造を改善しており、浮遊がより安定的になっている。システム全体がさらに軽量化された。けん引・制動性能がさらに向上した。連結器と貫通路の設計は、列車が最小曲線、最大勾配を通過するための需要を満たしている。
従来の地下鉄やライトレールと比べると、中低速リニアには高速、低騒音・振動、低いランニングコスト、高い安全性・信頼性、小曲線・高勾配、低い建設コスト、短い工期といった特徴がある。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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