Record China 2018年11月7日(水) 14時40分
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6日、中国新聞網は、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏が中国で開かれたトイレ博覧会で、新型トイレ産業に商機を見いだしていることを明かしたと報じた。
2018年11月6日、中国新聞網は、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏が中国で開かれたトイレ博覧会で、新型トイレ産業に商機を見いだしていることを明かしたと報じた。
ゲイツ氏は同日、北京で行われた「新世代トイレ博覧会」の開会式に出席した際、「2030年には、新時代トイレの第1世代だけで毎年世界で60億米ドル(約6800億円)の商機が創出できると見込んでいる。技術の進歩に伴い、世界45億人の安全なトイレに対する需要を満たす中に巨大な商機が潜んでいる。これほど大きな商機は、いつもあるわけではない」と語ったという。
ゲイツ氏は、「少量のふん便でも、そこから繁殖した病原菌などで多くの子どもたちの命に危害が及ぶ」と指摘した上で、「今後数十年間、アフリカやアジアの衛生インフラが整っていない都市は人工増、都市化、水不足などさまざまな要因による巨大な圧力を受けることになる」と説明。「劣悪な衛生条件が疾病を引き起こし、さらなる貧困をもたらすという悪循環を打破するのがますます難しくなる。手を打たなければ大変なことになる」と訴えた。
そして、その対策として、衛生サービスチェーンにおけるふん便管理をより容易なものにすることに加え、最新技術を駆使して糞便の病原菌を死滅させるとともに、クリーンな水と肥料利用可能な固体に分解できる小型の処理装置を備えた新型トイレの発明を挙げた。
今回の博覧会ではまた、メリンダ・ゲイツ基金が新型トイレの研究開発を続けるためにさらに2億ドル(約230億円)を投じることが発表された。中国での商機についてゲイツ氏は「中国ではトイレ革命が進んでいて、安全なトイレづくりが加速している。これにより、率先して下水道を必要としない新型トイレ市場を切り開く潜在力が備わると思う」と語っている。
ロイターの6日付報道によれば、ゲイツ氏は上海で開かれている第1回中国国際輸入博覧会に、下水道の必要ない新型トイレを展示しているという。(翻訳・編集/川尻)
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