2018年11月6日、韓国メディア・韓国経済は「釜山で開かれた日本就職博覧会…就活生3000人以上でごった返す」と題する記事を掲載した。

韓国・釜山のBEXCOで「2018日本就職博覧会」が開催された。韓国雇用労働部がKOTRA（大韓貿易投資振興公社）、韓国産業人力公団と共に行った同博覧会には、日産自動車やソフトバンク、楽天など100社以上の日本企業が参加。日本企業との就職相談のために訪れた3000人余りの就職希望者で一日中にぎわっていたという。参加者からは「初期の年俸は韓国と同じ水準だが、経歴を積むほど韓国より多くなると聞いた」「日本語を学びながら、職場で英語も使えると聞いて気に入った」などの志望理由が挙げられたという。

ある日本企業のIT経営チーム長は「日本に勤務する韓国人社員は優秀で、仕事の処理スピードが速くて根気があるため、外国人社員の中でも好まれる」と話しており、KOTRAの全秀淵（チョン・スヨン）海外就業チーム課長も「日本企業への就職を対象にした博覧会を初めて開催したが、日本企業と韓国の就職希望者の反応はとても良い」と話したという。

なお、今回の博覧会は日本への就職に特化した韓国最大規模のイベントで、情報通信、物流業、サービス業、製造業、卸·小売り業、建設・不動産業分野の日本企業112社が参加し、500人余りを雇用するという。今月7日にはソウル・蚕室（チャムシル）のロッテホテルワールドで開かれる。

これを受け、韓国のネット上には「日本は就職先があふれてるんだな」「甘く見ない方がいいよ。悪い企業文化・ブラック企業の元祖は日本だから。まあそれでも会社に入ることすらできない韓国よりは断然マシか（笑）」「（植民地から）独立したのを後悔」「日本では『企業当たり何人採用できたか』と聞くのに、韓国は『何人が就職できたか』。世界は好景気だというのに韓国だけが不景気」「仕事がない！これで正常な国と言える？」「韓国の未来は暗い。若い時に未来を考え、先進国でチャレンジするのもいいと思う。自分のために生きて」「国の利益より（自分の）人気を優先。by moon（※文在寅大統領）」など、韓国の現状を嘆く声が多く見られる。その他、「日本には（かつて）国を奪われたけど、今後は若い人材までも奪われてしまうのか」と落胆する声も見られた。（翻訳・編集/松村）