Record China 2018年11月9日(金) 6時10分
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8日、韓国・ニュース1によると、結核予防のため乳児などが摂取する日本製のはんこ型BCGワクチンから基準値を超えるヒ素が検出され、子を持つ親の間に不安が広がっている。一方、韓国の保健当局は「安全性に問題はない」との立場を貫いている。資料写真。
2018年11月8日、韓国・ニュース1によると、結核予防のため乳児などが摂取する日本製のはんこ型BCGワクチンから基準値を超えるヒ素が検出され、子を持つ親の間に不安が広がっている。一方、韓国の保健当局は「安全性に問題はない」との立場を貫いている。
韓国の食品医薬品安全処は7日、「日本ビーシージー製造が製造した経皮用乾燥BCGワクチンから基準値を超えるヒ素が検出されたため、当該製品を回収する」と発表した。これに先立ち日本の厚生労働省は、当該製品の出荷を停止していると明かしていた。
問題のワクチンに入っていたヒ素は0.26ppmで、基準値である0.1ppmの2.6倍。しかし、日韓両国は「安全性に問題はない」と判断した。その理由は、検出量が一日摂取許容量よりはるかに少ないため。また、はんこ型は針が9本あるため、全てのヒ素が体内に入ったのではないと判断したという。
安全としつつも当該製品を回収した理由について、食品医薬品安全処関係者は「基準値を超えたため」とし「岩石などにも微量のヒ素が存在する。溶剤の原料である塩化ナトリウムにも不純物として微量のヒ素が含まれる可能性があるため基準値を設けている」と説明した。また「日本では100%はんこ型BCGを打つため出荷停止にとどまったが、韓国には注射型BCGもあるため回収した」と明らかにした。
これに対し、韓国のネットユーザーからは不安の声が続出している。記事のコメント欄には「心配ないのになぜ回収するの?接種したらまずいからでは?」「生まれて間もない子が打つ注射なのに、なぜそんなことが平然と言えるのか」「基準を設けたならそれを守って」「その判断が間違っていたらどう責任を取るつもり?9本の針を刺されて泣いている子どもの腕をつかみ、ちゃんと侵透するようにフーフーしていた自分が恥ずかしい」「この国で子どもを産んだことを後悔する。少子化対策を考える前にまずは基本を守って」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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