Record China 2018年11月9日(金) 16時20分
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河南省で10月に発見された前漢期の墓から、当時の酒と思われる液体が見つかった。青銅製の容器の内部に残っていたという。
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中国メディアの新華報業網は7日、河南省で10月に発見された前漢期の墓から、当時の酒と思われる液体が見つかったと報じた。青銅製の容器の内部に残っていたという。
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河南省洛陽市で発見された墓で、現在のところ作られたのは前漢の中期から後期にかけてと判断されている。劉邦が項羽を破って漢(前漢)を樹立したが紀元前206年、前漢の滅亡は紀元8年なので、青銅製の容器の内部にあった液体は「2000年のビンテージもの」ということになる。ガラス容器に移された液体には、白い沈殿物が見えるが上澄みは無色透明だ。
記事によると、墓内部は墓道、主墓室、側室、廊下など6つの部分に分かれている。すでに葬られた人物のものと見られる遺骨1体分も発見された。さらに、玉器や陶器、青銅製のさまざまな副葬品が大量に見つかった。
洛陽市文物考古研究院の史家珍院長は、発見された副葬品について「種類が豊富で、等級も高いもの」と説明。特に「大雁銅灯」と呼ばれる鳥の姿を模した青銅製の照明具は、洛陽地区における初めての発見という。史院長は青銅製容器内の液体について「前漢時代の美酒だったと推測できる」と説明した。
中国では2018年3月にも陝西省咸陽で、戦国時代(紀元前5世紀~同221年)末期から秦代(紀元前221年~同206年)に作られた墓から、青銅製容器に密封されていた酒が見つかったの報道があった。(翻訳・編集/如月隼人)
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