Record China 2018年11月9日(金) 9時0分
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中国ではトランプ米大統領(写真)が行った記者会見で、日本人記者の英語による質問を大統領が聞き取れなかったことが話題になった。
米中間選挙が行われた翌日となった7日(現地時間)、トランプ大統領は記者会見を行った。大統領と口論となったCNN記者が「出入り禁止」にされることが話題になったが、中国では日本人記者による英語の質問をトランプ大統領が書きとれなかったことも注目された。SNSなどでは「日本式の英語だ」などの指摘が相次いだ。中国メディアの観察者網などが伝えた。
記事によると、大統領はまず、日本人記者に対して「どこの記者か教えてほしい」と質問。日本の記者と知ると「オレに替わってシンゾーによろしく言ってくれ」と話したという。
記者は続けて、日米の経済問題について質問した。と、トランプ大統領の表情に変化が発生。何かに悩んでいるようにも見える。しかし、記者の質問内容に困惑したからではなかった。記者が質問を終えると、大統領は「言っていることが分からない」と話した。
記者が同じ質問を繰り返すと、トランプ大統領は「日本との貿易の話か?」と改めて念を押した上で、「日本は素晴らしい国だ。首相も素晴らしい。再任を果たした。私の本当の親友だ」などと述べ、日本や安倍首相と良好な関係にあることをアピール。その上で、対日貿易には問題があるとして、米国は日本から低い関税で自動車を輸入しているが、米国の自動車が日本市場に入る場合には、高額の関税を払わねばならないと主張した。
なお、記事は特に注目しなかったが、日本から米国に自動車を輸出する場合には2.5%の関税がかけられるが、米国から日本に自動車を輸出する際の関税は撤廃されている。
同記事に対して、読者からは日本式英語の問題を指摘するコメントが多く寄せられた。まずはLとRの区別がないとの主張だ。トランプ大統領に対して記者は「『trade(取り引き)』のRをLの音で発音していた」との指摘が寄せられた。
日本人式の英語についての“ジョーク”を披露した読者もいる。日本人が中国人のおじいさんに「私は“Li”本人」と言ったが通じなかった。そこで改めて「鬼子(グイズ)」と自己紹介したらすぐに通じたとの筋だ。中国語の「日本」の発音はカナ書きすれば「リーベン」だが、ローマ字表記ならば「Riben」だ。Rの部分をLで発音したので通じなかったが、旧日本兵などを指す「鬼子」の語を使ったらすぐに通じたというオチだ。
さらにSNSでは、「トランプ大統領は言った。日本語で話してくれ。こちらには通訳がいる」とする書き込みもあった。やはり、日本人の英語を揶揄(やゆ)するジョークだ。それ以外に、「(記者の発言を)Japanという単語を除けば日本語と思った」と書き込み、涙を流して大笑いする絵文字を添えたユーザーもいる。
日本人が英語を苦手とする細かい分析を披露したユーザーもいるが、「日本人式英語」は中国人にとって、あきれて笑う対象になっているようだ。
中国ではこれまでも、記者会見の場での日本人記者の英語のつたなさを紹介する記事が発表され、読者の揶揄が並んだことがある。(翻訳・編集/如月隼人)
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