劉延東国務委員、女性初の政治局常務委員入りとなるか―英メディア

Record China    2012年11月7日(水) 16時16分

拡大

25日、中国共産党の中央政治局委員、劉延東・国務委員が今月8日に開催される第18回党大会で女性初の常務委員入りするとの見方が高まっている。写真は劉氏。

(1 / 4 枚)

2012年10月25日、中国共産党の中央政治局委員、劉延東(リウ・イエンドン)国務委員が今月8日に開催される第18回党大会(18大)で女性初の常務委員入りするとの見方が高まっている。英フィナンシャル・タイムズ中国語版ウェブサイトが伝えた。

その他の写真

66歳になる劉氏は中央政治局委員24人の中で、唯一の女性委員。副首相級の国務委員として、中国の衛生、教育、文化、スポーツなどを担当する。民衆に訴える手法は「温爺爺(温おじいちゃん)」として親しまれている温家宝(ウェン・ジアバオ)首相と似ており、北京のマラソン大会の出発式に出席した際にはジャージ姿で「鳥の巣」(北京市国家体育場)周辺を走ったり、四川省の聾学校を慰問した際には手話で生徒に話しかけたりといったパフォーマンスを見せた。

最大の強みは幅広い人脈と党の路線を厳守していること。自らの政治理念を主張するような目立った行動は一切とらない。父親は中国農業部の元副部長(副大臣)で、江沢民(ジアン・ザーミン)元国家主席の家族とも親しい間柄。清華大学で化学を専攻。大学OBには胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席と間もなくその座を引き継ぐとされる習近平(シー・ジンピン)副主席がいる。

政界入りを果たしたのは1980年。2年後に共産主義青年団中央書記処の書記に就任し、若き日の胡氏を支えた。そのため、胡氏を中心とする団派の一員と目されているが、これと対立する習氏を筆頭とする太子党にも太いパイプを持つ。地方トップの経験はないが、党中央統一戦線工作部長の経験がそれを十分に補っているとみられている。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携