中国共産党大会はなぜこんなに謎だらけなのか―米メディア

Record China    2012年11月6日(火) 23時25分

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3日、中国共産党第18回全国代表大会を目前に控え、なかなか実情が明らかにならない中、CNNが内情を紹介した。写真は天安門広場を警備する警官。

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2012年11月3日、中国共産党第18回全国代表大会を目前に控え、なかなか実情が明らかにならない中、様々な憶測やデマが伝わっている。CNNがこの第18回党大会について紹介した。

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中国では一般市民が指導者を選挙で直接選ぶことはできない。世界で最も人口の多い国の指導者選出は共産党内部のロジックに置き換えられる。指導者選出は国家機密扱いで、現国家主席の胡錦濤(フー・ジンタオ)氏は在職10年になるが、江沢民(ジアン・ザーミン)氏から政権を受け継いだ経緯は未だ謎のままとなっている。

党大会開催中の安全を確保するため、中国では学術会議や展覧会、芸能人のコンサートから民間の会議に至るまで実施が禁じられている。そうしたすべての努力は政権を次世代に委譲するためで、常識を越えた態勢は中国の指導者層が専制政治体制の弱点は政権の委譲にあることをよく理解しているためだ。

重慶市トップの薄熙来(ボー・シーライ)氏に関連する事件のように、政府上層部の詳細な実態を公にすることは政権党である中国共産党の弱点をさらすようなものであることから、中国共産党は期間中の情報統制を厳しく行っており、そのため今回の党大会についてもなかなか情報が伝わってこない。

しかし、かつて毛沢東暗殺を企て失敗した林彪(リン・ビアオ)氏が航空機で逃亡しようとして墜落死したことが数カ月も経ってようやく人々の耳に伝わった時代とは異なって、ネットを通じた情報のグローバル化は中国でも加速しており、中国共産党は情報の伝達というきわめて大きな脅威に直面している。(翻訳・編集/岡田)

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