<万里の長城遭難>大雪が降るのは知っていたが……中国人ガイドが謝罪―中国メディア

Record China    2012年11月7日(水) 13時15分

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6日、中国新聞網は日本人3人が死亡した万里の長城での遭難事故に関する記事を掲載した。帯同したガイドが事故について振り返り、謝罪している。写真は5日、大雪に見舞われた北京市の八達嶺高速道路。

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2012年11月6日、中国新聞網は日本人3人が死亡した万里の長城での遭難事故に関する記事を掲載した。中国人ガイドが事故について振り返り、謝罪している。

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ガイドの明平銘(ミン・ピンミン)さんは四川省アバ・チベット族自治州出身のガイド。今回のツアーは観光地化されたスポットを訪れるものではなく、未開発地域を登山する「野長城」と言われるもの。ガイド以外に、死亡した3人を含む日本人4人と中国人1人の計5人が参加している。

3日午前8時、北京市門頭溝からツアーを開始。正午には河北省張家口市懐来県到着した。しかし午後から雪が降り始め身動きがとれなくなったという。ツアー客の一人である官伝書(グワン・チュワンシュー)さんが先に下山し助けを呼びにいった。明さんと日本人ツアー客4人は身を寄せ合って暖を取った。しかし寒さが続く中、次第に体力を失い、3日夜に最高齢の柳井尽一郎さん(76歳)が呼吸困難に陥り、命を落とした。

4日朝、最後のチョコレートを食べ終わった後、他の日本人ツアー客も体力を失っているのを見た明さんは救助を求めて下山することを決意。本来なら1時間半のルートだが雪の中4時間をかけて山を下りた。そこで近隣の村民による救援隊と出会ったという。

明さんは3日に大雪が降るとは聞いていたが、夜から降り始めると思っていたと話し、3人の命が失われる惨事となったことは遺憾だと謝罪した。また、ほぼ全村民が救援に協力した横嶺山の村民たちに感謝の意を表している。村民の一人は救助作業中に転倒し、足を骨折したという。(翻訳・編集/KT)

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