Record China 2018年11月17日(土) 15時30分
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韓国・ニューシスは13日、「済州のセビョルオルムのど真ん中に書かれた『JESUS JEJU』の文字に観光客が戸惑っている」と報じた。写真はセビョルオルム。
韓国・ニューシスは13日、「済州のセビョルオルムのど真ん中に書かれた『JESUS JEJU』の文字に観光客が戸惑っている」と報じた。
セビョルオルムは秋になると一面が金色のススキで覆われ、世界からの観光客でにぎわう丘だ。記事によると、毎年3月には済州市最大規模のイベント「済州野火祭り」が開かれる場所でもある。
そんなセビョルオルムで最近、白い布で作られた「JESUS JEJU」という大きな文字が注目を集めた。同文字は今年6月に済州特別自治道キリスト教教団協議会および韓国大学生宣教会(CCC)主催で開かれた「EXPO2018済州宣教大会」の時に出現したもので、大会のテーマである「Jesus for Jeju,Jeju to Jesus」を表しているという。
主催側はイベント期間の5日間にわたり草の上に白い布をかぶせていたというが、済州特別自治道ホームページには当時、地域を象徴するオルムに宗教色の濃い大型文字が設置されることを懸念する声が上がったという。済州市はオルムの毀損(きそん)を理由に文字の設置を許可しなかったが、大会の2日前に設置された。その後、市が公文書で撤去を要請したが、協議の末に大会終了の前日まで設置でされることになったという。
市は「布を覆った部分の草がちゃんと育たず、目立ってしまっている」と批判。一方、設置を許可した道は「春になると自然に復旧するため、大きな問題はない」との考えを示した。道ホームページ掲示板には、自然破壊を指摘する声が多く寄せられているという。
このニュースにも韓国のネットユーザーからは多くのコメントが寄せられた。「済州島は教会のものじゃない」「いい行事だとしても、守るべきことは守らなきゃ。私も教会に通ってるけど、自然を破壊しちゃダメ。法と秩序を誰よりも守らなきゃ」「済州市役所がダメって言ったのに無視して了解してもらったって? そんなのあり得ない」「環境破壊なんて情けない」「自然環境は済州だけのものじゃない。お金をもらって行事を許可したの?」など批判的なものが大半を占めている。(翻訳・編集/松村)
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