Record China 2023年11月7日(火) 9時0分
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米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは6日、「ジャイアントパンダが中国に続々と返還、中国のパンダ外交は天寿を全うしたのか」とする記事を掲載した。
記事はまず、米首都ワシントンのスミソニアン国立動物園が先週、同園で飼育されている来園客に大人気のジャイアントパンダ、メイシャン(美香)、ティエンティエン(添添)、シャオチージー(小奇跡)の3頭について、予定を早めて15日までに返還すると発表したことを取り上げた。当初は12月末の返還が予定されていた。
記事は「ワシントンの動物園にいるパンダ3頭が中国に返還されると、アトランタ動物園が米国内でパンダがいる唯一の場所になるが、同動物園にいるパンダ4頭も24年に中国に返還される予定で、米国は1972年以来、初めて全国でパンダが見られない局面が現れることになる」と伝えた。
記事は「パンダに別れを告げているのは世界で米国だけではない」とし、「中国はパンダ外交として多くの国にパンダを寄贈または貸与してきた。しかし英エディンバラ動物園のパンダのつがいが今年末に中国に返還される予定で、オーストラリアでもアデレード動物園にいるパンダ2頭の滞在延長をめぐり中国側と話し合いが行われているところだ」とした。
そして、「オーストラリアと中国の交渉が実を結ばなければ、米英豪3カ国は24年にはパンダを見られなくなる。パンダが中国に続々と返還されることは、一世を風靡したパンダ外交が天寿を全うしたことを意味するのか」とし、「米NBCによると、パンダの中国返還が相次ぐのは、米国およびその同盟国と中国との間の食い違いの拡大と関係の悪化と時を同じくしている。中国政府と西側諸国は、貿易、技術、台湾、南シナ海、ロシア・ウクライナ戦争、イスラエル・パレスチナ戦争などにおいて立場を異にしているか、対立さえしている。米国と中国の間にもパンダ外交当初に作り出された友好的な雰囲気と関係は見られなくなっている」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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