Record China 2012年11月11日(日) 0時45分
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8日、中国湖北省武漢市の外れにある6階建てのアパートには多くの人が住んでいる。この「蝸居」(カタツムリの家=狭い住宅の意)と呼ばれる狭い住居には、社会に出たばかりで経済的に余裕がない若者が主に住んでいる。
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2012年11月8日、中国湖北省武漢市の外れにある6階建てのアパートには多くの人が住んでいる。この「蝸居」(カタツムリの家=狭い住宅の意)と呼ばれる狭い住居には、社会に出たばかりで経済的に余裕がない若者が主に住んでいる。チャイナフォトプレスが伝えた。
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その多くは、中国で大学を卒業しても安定した職に就けず、劣悪な環境で共同生活を送る「蟻(アリ)族」と呼ばれる人たちで、2010年の調査では武漢市に3〜6万の「蟻族」が住んでいるといわれている。
アパートの所有者はこうした若者たちに住む場所を提供したいという思いから自分の家を改造。各階9〜10部屋あり、計55部屋作られている。小さいものでわずか4.5平米しかないが、寝室はもちろん、キッチンやトイレ、シャワーがあり、ネットにもつながる。空間は狭いが設備が充実し、なおかつ家賃が相場の3分の1程度の300元(約3800円)ということもあり、若者や経済的に余裕がない人に人気となっている。住民の中には、場所こそ狭いが、必要なものはそろっているし、何より人の温かみが感じられると話す人も。
彼らの置かれている環境は決して良いものではないが、「お金を貯めて自分だけの家を買う」といったように、それぞれ夢を持って過ごしている。高騰を続ける不動産価格に、所有者は「いいかげん不動産価格の上昇は止まってほしい。このまま上がり続けたら、若者たちは一体どう生活していけばいいのだ」と切実な思いを語った。(翻訳・編集/内山)
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